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家庭ごみの発生原因

ごみが発生する原因として、技術の進歩によって、購入する財が原料とは似ても似つかない ものに加工されてしまっていると言うことが挙げられる。つまりはリサイクルしにくいものが増えたということである。身近なものを見てみても、一種類の原料で作られているものはあまり 多くはなく、ほとんどのものが、数種類の原料から作られている。そのため、リサイクルをしよ うとすれば、多くの手間がかかってしまう。 次に、使い捨て文化の浸透がある。使い捨て文化は、おそらく廃棄物増加の直接的な原因と考 えることができる。コンビニやスーパーなどの弁当や食品のトレーなどがそうである。衛生面や コストのことなどを考えると、使い捨てであることが望ましいのかもしれないが、ごみ問題の 大きな要因である。8 日本の家庭で特に目立つ発生原因として、過剰包装もある。多くの商品が、陳列の状態から包 装されているうえに、さらに二重三重と包装されることがある。この包装のほとんどが、中身の 商品を取り出した後にはごみとなっている。それらは商品の構造上必要なものでもなければ、持 ち帰るときの商品の安全を高めるものでもないものが大半である。つまりは、それらの包装がな くともなんの問題もないはずである。それでも使用されているのは、商品の見栄えを良くし、消 費者へのイメージを良くしようということが大きく、消費者側も、見栄えの良いものの方が購 買意欲が高まるからだろう。 これらの発生原因は、豊かさゆえに招いたものであり、大量生産・大量消費・大量廃棄を如 実に表している。 ここで重要なのが、焼却・埋め立て・リサイクルなど、何をするにも素材の把握をし、分別 することだ。家庭から排出される時点で、分別が適切に行われていれば、現在よりもごみ問題 は幾分小さかっただろう。しかし、現実はそうではない。可燃ごみと不燃ごみが混ざっている 状態で排出されることは少なくない。その場合、処理場において分別はされるが、無論すべて のものを分けることはできないため、そのごみは適切ではない方法で処理されることとなる。 結果、ダイオキシンの発生や土壌汚染といった問題を引き起こす原因となる。 分別がされない原因として、一人一人が自覚を持って行っていないということもあるが、こ こではごみとなる物自体に注目してみる。 よく例として挙げられるビデオテープでは、包装はビニール、ケースはプラスチック、ビデ オテープは可燃ごみとされている。飲料水で使われているペットボトルでは、キャップ・ラベ ルがプラスチック、ボトルがリサイクル可能な PET 樹脂とされている。このように分別するの に手間がかかるものが多く、中にはどれに分類するのかさえ把握するのが難しいものもあれば、 分別ができないものもある。そのため、分別されないまま捨てられること

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