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ゴミの排出量が世界一・・・1

このゴミ問題は、前からいわれていますが、その粉砕したゴミの最終処分場、すなわち、埋め立て地が10年後にはいっぱいになってしまうという問題です。いったいどのような方法を考え、何をしていったらいいのでしょう。ゴミ収集車が処分場へ運び、分別が行われ、リサイクルできないゴミが埋め立て地に搬送され埋められるのですが、各地域で埋め立てできる許容量が減ってきており、新しい埋め立て地の確保が地域の住民の反対や土壌汚染などの環境問題があるため、とても難しくなっているのが現状です。もし確保できたとしても、いつかは埋め立てできる土地がなくなるのは必然ですが。そういった現状を踏まえ、約10年後には埋め立てする場所がなくなると予想されており、現在の日本で、かなり深刻な問題とされているのです。物を生産し続ける限り、処分や廃棄はつきものです。極端に言えば物を生み出さなければ廃棄するものは無くなり、埋め立てや処分するものがなくなりそうに思えますが、「形あるものいつかは壊れる」ので、劣化したものはいつかは使えなくなってしまい、結局のところ、人間が存在する限りごゴミは無くならないということになります。ゴミ問題はこのままだと永遠に続きます。それに、物を生み出すことを減らすとした場合は、物作りに携わるたくさんの企業や工場が停止し、職を失う人が続出することになり、たくさんの人々が路頭に迷ってしまうと共に、日本全体の経済面でも大きな打撃となってしまいます。日本がゴミ問題に対して本格的に動けないのも、この日本経済が崩れてしまうという懸念材料が大きいのかと思います。あと、知っていますでしょうか。日本がゴミの排出量が世界一だという事。他の国と比べそこまで大きくない島国であるこの日本が、ゴミの量が飛びぬけて一番多いんです。技術力の高い日本の誇れる「モノづくり」がありますが、こういった問題が上がると作りすぎといわれても仕方ないのかもしれません。その日本の技術力の高さで、大気汚染の原因であるダイオキシンを発生させない焼却炉が開発されていますが、その優秀な焼却炉を使ったとしても焼却不可能なゴミや燃え残ったゴミは必ず出てしまい、今現在でも焼却できないゴミを処分する技術は日本にはないため、埋め立てをするしか方法がないのです。素晴らしい能力を持った焼却炉を作っても、それ以上にゴミになり得る物を造ったら±0、いや現実問題かなりのマイナスです。今の日本にはゴミ問題の進行を止められる術はありません。

 

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